終活――介護のこと、人生の終焉のこと、考えていますか?
「介護」は突然やってきます。
しかし生命保険文化センターの調査によると、介護について経済的な準備をしている人は約47%、準備をしていない人は49%となっており、約半数にとどまっています。
さらに準備をしている場合の手段は「預貯金」が35.2%、「生命保険」が27.0%、医療や老後保障に比べると介護の準備をしている人はまだまだ少ないようですね。
介護について備えていない人は、家族に介護が必要となってから初めてネットや情報誌などで介護について調べるというケースが多いよう。
要介護高齢者を自宅で介護する際に活用できる「介護保険制度」などについても、その時になってからあわてて調べる方が少なくないようです。
特に当事者になった場合は、何も準備をしていないと不安や心配が先行してしまい、気持ちが沈んでしまうことも…。
介護が必要になった場合も、本人や家族が前向きに充実した生活を送るためには、「介護」が必要となる前からある程度準備をしておくことが大切ですね。
では、介護についてはどんな準備をすればいいのでしょうか?
また、介護についての相談はどこにしたらよいのでしょうか?
こうした介護についての様々な相談にのってくれるのが地元の「地域包括支援センター」です。
介護保険の手続き、利用方法、健康、生活のことなどなど。
介護に関する様々な悩みの相談にのってもらえますよ♪
残された家族に負担をかけないようすること、つまり「介護の終わりの準備」をすることも大切です。
介護の終わりの準備としては
●お墓、納骨堂の生前契約
●葬儀に関する家族との話し合い
●葬儀社の選定、葬儀費用、遺影の写真の準備
●金融機関の整理、保険の確認
●延命治療についての家族間での話し合い
●訃報を誰に連絡をしてほしいか、
人間関係のつながりについての整理
●公共料金の名義変更
●財産の整理
●住まいや形見の整理
●自分史や家族への手紙を書く
などが挙げられるでしょう。
心身ともに出来るだけしっかりとしているうちにエンディングノートや遺言書を書いておくのも大切ですね。
とはいうものの、介護をしている側から終活をしてほしいとは言いにくいものです。
家族のためにも、そして自分のためにも、できれば介護状態になる前に、終活を始めたいものですね(⌒∇⌒)