もうすぐお盆…お盆の豆知識教えます!
7月に入りました。今年も半年が過ぎましたね~。なんだかととても早く感じます。
皆さんはいかがですか?
さて、もうすぐお盆。お盆というと九州では8月15日前後が一般的ですが、
東京などでは7月15日を中心にお盆の行事を行うところもや多いようですね。
今回はそのお盆について、意外と知らない豆知識、雑学をご紹介します(⌒∇⌒)
●お盆(盂蘭盆会)とは?
もともとお盆(盂蘭盆会)は伝統的な農耕儀礼や先祖のお祀りの習慣などが融合して、今の形にななったと言われています。
お盆はお彼岸と並ぶ大切な仏教行事のひとつですが、実は仏教以前の祖霊祭祀から発生しているそうで、日本書紀の中にはすでにお盆行事の記録が残っているそうですよ。
お盆の時期に行われる七夕、盆踊り、お中元などもお盆の習慣から発生したもの。お盆はお正月同様に日本人にとって守り継いでいくべき大切な日の一つと言えるでしょう。
●お盆の意味は?
一般にお盆にはご先祖や亡くなった方々が浄土から地上に戻ってくると言われています。
つまり、この世に生きる私たちと、ご先祖様や亡くなった大切な方々が触れ合うことができる大切な行事であり、この時期は故郷に家族や親せきが集まり、久しぶりに語らいのひとときを過ごすことになります。
そうした生死を越えた「人と人とのつながりの大切さ」を実感できる日でもあり、「子孫がずっと仲良く過ごしてほしい」という願いをこめた、ご先祖様からの贈り物でもあるのかもしれませんね。
●お盆の準備は?
お盆の月に入ったら、まずお仏壇の掃除から始めます。お仏壇はご本尊様とご先祖様をお祀りする大切な場所ですので、お盆はいつもより丁寧に磨きましょう。香炉の灰や古い線香の残りなども取り除いてください。
お墓をお持ちの方はお墓の清掃も行います。草むしりや墓石の洗浄を行いながら、家族でご先祖様についてお話するのもいいですね(⌒∇⌒)
お盆の月の13日は「迎え盆」、そして16日が「送り盆」となり、その間がお盆の期間となります。
16日は全国各地で送り火の意味で灯篭流しなども行われます。有名な京都の大文字なども送り火の一つなんてすよ。
●施餓鬼とは?
お盆の時期に「施餓鬼」の法要を行うお寺も多いようです。
“「施餓鬼」という言葉は聞いたことあるけど…実際にどんな意味なのかは知らない”という方のために、ここで少々説明しましょう。
お盆は亡くなった先祖などのご供養ですが、実は施餓鬼は意味が全く違います。
「餓鬼」とは生前の悪行によって亡者の世界に落とされたり、無縁仏となった魂が地獄に落ちたと言われ、地獄絵図の中でも描かれている常に飢えにもがき苦しんでいる鬼のことです。
施餓鬼ではこの餓鬼に対して飲食物のお布施と法要を行うことで救いを差し延べ、徳を積み極楽浄土に近づくことができると言われている法要です。
この施餓鬼の法要は、檀家さんたちが集まり盛大に行うところも多く、読経だけでなく、檀家さんたち同士のコミュニケーションの機会にもなっているんですよー。
ただし、施餓鬼法要については宗派によって異なり、浄土真宗では行われません。
いかがでしたか?もうすぐお盆、こうした豆知識を知っていることで、お盆の過ごし方がまた違ったものになるかもしれませんね(⌒∇⌒)